音楽工作所 その4

日時:1999年10月11日(月 祝)2時30分〜5時(開場2時)
会場:三鷹市芸術文化センター第一音楽練習室(三鷹駅徒歩12分)
入場料金:1000円
入場者数:32人

<告知文>
今井和雄(ホームページはこちら
70年代より小杉武久タージ・マハル旅行団、高柳昌行ニュー・ディレクションにゲストとして参加、現在も優れたインプロヴァイザー、ギタリストとしてソロやマージナル・コンソートなどで活動する今井和雄。しかし彼が、現代音楽にも深い関心を抱き、その優れた弾き手であることはあまり知られていない。聴く者を戦慄させるほどの集中力を持ったその演奏は職業的な現代音楽演奏家にはない力強さを備えている。今回は彼にとっても初めての現代作品のみによるミニリサイタル。ヌエン・チェン・ダオ、デイヴィッド・ベッドフォード、ハウベンストック・ラマティなどのギター作品を演奏予定。

河合拓始
かつてはジョン・ケージの素晴らしい演奏を聴かせるピアニストであり、ある時はギターを抱えてのシンガーソングライターであり、最近では即興ピアニストとして豊住芳三郎やサニー・マレーと共演、またダンサーとのコラボレーションなど、河合拓始の変幻自在な活動は予想のつかない所がある。今回は自作曲をピアノソロで聴かせる。

足立智美(ホームページはこちら
Kurt Schwitters "URSONATE"
日本でただ一人の音響詩の演奏家でもある足立智美による、ドイツのダダイスト、クルト・シュヴィッタースの1932年の大作音響詩 "Ursonate" の全4楽章上演。もはや今世紀前衛芸術の「古典」でありながら、詩であり音楽であるという特異な性格故にほとんど上演の機会を持たないこの作品。他では絶対に聴けません。

<当日のプログラム>
河合拓始(ピアノ)
・Improvisation
・Torso   98年3月作曲
・鏡     98年4月作曲
・ミニミコン 副題はドンキホーテの夢と狂気。98年10月ピアニカ奏者しばてつさんのライヴで、ピヤニカとピアノのデュオとして作曲。今日はピアノソロ版。

 -休憩-

足立智美(声)
Kurt Schwitters/ Ursonate (1922-32)
Merz絵画で知られるドイツのダダイスト、クルト・シュヴィッタースによる大作音響詩、全4楽章。

 -休憩-

今井和雄(ギター)
・David Bedford/ YOU ASKED FOR IT (for acoustic guitar solo)
・Tomas Marco/ ALBAYALDE (fur Gitarre)
・Peter Michael Hamel/ MINIATUREN 2 (fur Gitarre)
・Nguyen Thien Dao/ NAM AI (pour guitare)
(作曲者名、曲目中のウムラウト、アクサンの類は省略しております。)

<当日の様子> 解説は足立智美、写真は福永綾子による。
河合拓始
上記プログラム参照。写真はImprovisation。全編ピアノソロ。
足立智美
上記プログラム参照。
今井和雄
アコースティック・ギターのソロ。上記プログラム参照。


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